三権分立がよくわからない(第6回)
最近、 #検察庁法改正法案に抗議します がTwitterで話題になりました。
それというのも三権分立のパワーバランスがおかしくなってしまう!という不安からのムーブメントなのだと思います。それに対する意見は色々あって良いし、そうやって政治に関心が行くことがとても大事なことだと思ってます!
で、三権分立・・・あったよね、社会の公民。
立法・行政・司法がいい感じのバランスで見張りあう的なアレな!よく考えたら、よく分からんな!!と思った私。なんせ高校時代、社会科で6点を取った私です。ちょっともう教えて!モンテスキュー先生!!!
モンテスキュー Montesquieu
フランスの哲学者、1748年『法の精神』を出版。そのなかで政治権力を立法・行政・司法の三つに分ける「三権分立論(権力分立論)」を提唱した。
その頃のフランスが絶対王政で権力が一つのところに集中しすぎてよくない状態になってて、これは権力を分割しなければならん!ということでその方法を20年かけてしたためたのだ!
法とは、「事物の本性に由来する必然的な関係」であると定義し、権力を分割しない統治形態による法からは、政治的自由が保障されない
それっていつ頃?フランス革命の頃かしら?と思って調べたらフランス革命は(1789-1799)でした。フランス革命のときはもうモンテスキュー先生はお亡くなりになっていたんですね。
フランス革命といえば漫画「ベルサイユのばら」池田理代子先生の傑作なのだけど、あれさ24歳ぐらいで描いてるんだぜ・・。天才かよ・・。
で、その頃日本はどんな感じ?と思って調べたら長~い江戸時代の途中なんだけど、9代将軍徳川家重のころでした。えっと、家重だれ?
日本史も全然詳しくないので家重知りませんでした。そのひとつ前の8代将軍・徳川吉宗は破綻しかかった財政を質素・倹約・目安箱などで立て直したイイ感じの人ってのはなんとなく知ってる。よしながふみ先生の漫画「大奥」の一巻頃が吉宗時代だよね。続きを読むと家重編もあるらしい、ですので家重頃がモンテスキュー先生が『法の精神』を出版した頃か~って思いをはせて漫画を読んでみるのもイイかもね!(?)
三権分立
いよいよ三権分立に迫りたい!首相官邸公式がざっくりと説明してくれている。
自分でも図にしてみた。
が三角関係になっている。とは言え、ここはじゃんけんの様な関係ではなくそれぞれが見張りあう形になっていなければならない。そして中央に民衆(国民)がいてその民意が反映されなければならない。つまり、選挙に行かないと民意を放棄してることになってしまう。もちろん内閣に向けて世論という→もある・・特に18歳以下の人々の意見はここにしか入れられない。しかしながら、世論=選挙の結果に近づかない限り世論は無視される気がしてならない。
以下は高校時代、社会科のテスト6点を取った様な人間の浅い考えです。
政治家の方々が気にするのはやはり選挙の結果である。なので野党と与党のバランスが半分に近いほど、「世論を聞かねば次の選挙やばくね?」ってなると思うのだ。だから野党は頼りない、とか、与党は問題もあるが能力がある、とかで一方に人数が偏り過ぎると権力の集中がおきて権力の濫用が始まるのではないかと思ってしまいます。しかしくれぐれも言いたいのが、
いろんな意見があっていい!!!
って事です。ののしりあいは意味ないです。日本人は特に違う意見を言い合うことに慣れていません。どっちが正しいとかではなく、こんな意見、あんな意見、同じ意見の友達、違う意見の友達。違うを認める事、でも自分の意見も大事にする。そんな風に息子には生きてほしいと思いこのブログを書きました。ステイホーム中の中学4年生(高1だけど)の息子に向けて書いてます。
結局検察官って司法なの?行政なの?
ここでまた社会科6点人間の困った疑問がわいてきました。今回の『検察官の定年延長を含む国家公務員法改正案』はなぜ三権分立を乱すのでしょうか?
『検察官の定年延長を含む国家公務員法改正案』の中の検察官の定年延長の部分が検事総長、次長検事、検事長は「内閣が定める理由」がある場合、最大3年間の勤務延長が可能(検事正らは法相が判断)という内容になっているからみたいです。内閣が決めたなんらかの理由があればジワリと定年を延長できる。ただ定年を65歳にしよう!ならまだしも内閣が決めればジワリと3年延長って・・どういうこと?
内閣「検事長の進退は私が決めるわ」(行政)>検事「内閣に気に入られたい・・」(司法)という力関係 では司法からの矢印 命令、規則、処分の違憲・違法審行政裁判がちゃんと行われない可能性が高くなります。
あれ?でも司法って裁判所ってなってるだけで、検事うんぬん書いてない!?
検事・検察って何よ?と思って調べたら検察庁HPに説明があったよ。キッズ向けの文章は分かりやすい!
自分でも図を作ってみた。
検察庁とは、日本の行政機関のひとつ。検察官の事務を統轄する法務省の特別の機関(外局として設置されている) である。
警察庁を管理する国家公安委員会も内閣府の外局である。外局とは特殊な事務、独立性の強い事務を行うための組織で内部部局(本府または本省)と並立する地位を有するものである。
つまりは裁判所があるだけでは違法・犯罪が行われたときに裁判を起こせないので警察庁が犯罪を調査し、検察官及び検察庁は(行政と司法との両性質を持つ機関)として問題があれば起訴していく立場ってことかな。
犯罪を調査し、問題があれば起訴していく立場の検察・検事トップの人事が内閣の何らかの理由に左右されるのっておかしくない?司法から行政への矢印 命令、規則、処分の違憲・違法審行政裁判 をつぶしてしまう行為じゃないですかね?ってことでいいですか?どうですか?教えて偉い人。